キャリアコンサルタント面接試験合格への近道

キャリアコンサルタント面接試験合格のポイントを解説します。特に面接が苦手な方、合格に自信がない方は是非実践して合格を勝ち取ってください。

ポイントはテンポよく! キャリアコンサルタント面接対策

本日のキャリアコンサルタント面接試験合格のポイントは「繰り返しはテンポよく」です。

 

繰り返しはクライエントの言ったことを繰り返し伝えることです。

 

リフレインとも言い、傾聴の基本スキルの1つです。

 

クライエントの言ったことを繰り返すといっても、クライアントが話したことをそのまま繰り返すわけにいきませんから、ある言葉を取り出して繰り返すことになります。

 

繰り返しをすることで次のようなメッセージがクライエントに届きます。

 

「あなたの話を聴いていますよ。」

 

「あなたの話を理解していますよ。」

 

ここで大事なことはクライエントの話からどのことばを繰り返すかです。

 

何でもいい訳ではありません。

 

クライアントの話の中で重要と思われることばをテンポよく繰り返します。

 

【単語の繰り返しのポイント】

⑴感情表現はかならず

 

⑵キーワードに対して

 

即ち、感情表現があれば、逃さずそのことばを繰り返します。

 

クライアントが話した感情を表すことばをそのことばのまま繰り返します。

 

感情表現がなければ、クライエントの話のキーワードを繰り返します。

 

対話例を挙げましょう。

 

CL: Aさんから帰り間際に自分の仕事を押しつけられて・・・むかついて・・・

 

CC: むかついたんですね

 

コンサルタントが繰り返すことによってクライエントはその言葉を聞きます。

 

それにより、クライエントは、腹が立った気持ちやそのときの状況を思い出します。

 

そして、自分の感情に意識が向かい、そのときの感情をさらに話すかもしれません。

 

ここで忘れがちなのが、必ず同じことばを使うということです。

 

同じことばでないことばをクライアントに返すとどうなるでしょう。

  

「このコンサルタントは私のことをわかってくれていない」

 

「話が噛み合わない」

 

クライアントはそう思うかもしれません。

 

これでは傾聴段階の合格基準は満たすことができません。

 

「繰り返しのポイント」を自然にできるように練習してください。

 

「繰り返し」は相手がいなくても練習できます。

 

テレビ番組やyoutubeでも練習できます。

 

ニュースも悪くはありませんが感情表現が少ないです。

おすすめはトーク番組です。

 

一文話すたびに、感情表現やキーワードを返してみてください。

 

まずは相手の話のテンポに慣れることが大事です。

 

話し終わるとテンポよく返してみてください。

 

面接試験前半のポイントは何でしょうか?

 

クライエントの信頼を得ることです。

 

これは導入後の傾聴段階での目標になります。

 

そして傾聴技法は面接試験では必須です。

 

この傾聴段階ではクライアントの話を積極的な傾聴により聞いていきます。

 

そして、自分のことを真剣に聞いてくれる人と思ってもらうこと(信頼を得ること)が大事です。

 

一人で練習して、ロールプレイの機会に実践していく。

 

面接試験合格は基本傾聴スキルを一つひとつ積み重ねていくことです。

 

ひとりでも練習できます。

 

是非やってみてください。

 

次回は今回まで紹介した基本スキルを会話例で紹介したいと思います。

 

 

「その姿勢気をつけて!」 キャリアコンサルタント面接対策



「ゆっくり話す」は一見簡単に思いますが、身につけて自然にできるようになるのは容易ではありません。

 

面接の冒頭は「ゆっくり話す」に意識が集中しているからいいですが、15分間続けることが結構難しいです。

 

冒頭の導入段階こそ「ゆっくり話す」は十分意識されているものの、次の傾聴段階に入る頃にはクライエントに引きずられたり、また緊張しているせいもあり、すっかりペースを乱してしまう方が多く見られます。

 

「ゆっくり話す」をマスターし、その後基本スキル、基本姿勢を身につけていけばきっと手応えを実感できると思います。

 

何度も練習してからだで覚えてもらっています。

 

さて、「ゆっくり話す」について話すと質問をいただくことがあります。

 

質問1:「ゆっくり過ぎないですか?」

 

質問2:「クライアントが早口だとどうするんですか?」

 

【質問の回答】

「少し遅いと感じるスピードがいいと思います。引き続き「ゆっくり話す」を意識して練習しましょう。」

 

また、クライアントが早口だからといってコンサルタントも早口で話すとどうなりますか?

早口のクライアントにもゆっくり話して、落ち着いて話してもらうこともコンサルタントとしては大事なことです。

 

皆さん、心配しないでゆっくり話しましょう!

 

少し私のセミナーの話をします。

 

面接が苦手な方が参加する私のセミナーの様子です。

 

セミナーに参加した時は、早口、声が小さい、会話が中断してしまう方がほとんどです。

 

しかし、「ゆっくり話す」を何度も何度も練習すると見違える姿になります。

 

「ゆっくり話す」ことで、話すスピードはもちろん、声の大きさ、会話のリズムが格段に良くなり、会話の立ち往生は見られなくなります。

 

ロールプレイ最初の自分と何度かロールプレイを繰り返した自分を動画で比べてもらうとよくわかると思います。

 

「ゆっくり話す」を練習して、苦手の面接を乗り切りましょう!

 

さて、読むだけで面接力アップ2つ目からは傾聴スキルが登場します。

 

合格の一歩読2つ目をお話する前に傾聴についておさらいをしましょう。


傾聴とは、「傾けて聴く」と書くように、心を傾けてしっかりと聴くということです。

 

クライエントの話を聴く時に大切なことです。

 

心を傾けて聴こうとすると、自ずと体も傾けて聴こうという姿勢になります。

 

椅子に深く座って背もたれに寄りかかる姿勢は✖️です。

 

椅子に深々とは座らず、背もたれを使うと踏ん反り返った印象を与える場合がありますので気をつけください。

 

背筋をまっすぐ伸ばし過ぎると威圧感がありますので、若干前かがみの姿勢がいいでしょう。

 

合格の一歩②は、「姿勢に気をつける」です。

 

「姿勢に気をつける」は特に「椅子に座る姿勢に気をつける」です。

 

そんなこと?

 

そう思う方いませんか?

 

椅子に座る姿勢は、傾聴の姿勢と言えます。

 

しかし、傾聴の姿勢を型として身につけると傾聴スキルも自然に出てくるものです。

 

そして何よりも、面接が苦手な方は、決まった型を学び実践することで、あがりから解放されて良い結果が出るものです。

 

これは傾聴スキルと言うよりは、傾聴姿勢です。

 

前回のポイント「ゆっくり話す」、今回のポイント「姿勢に気をつける」は面接を開始する時に気をつけるポイントです。

 

次回は、これまでお話しした合格のポイントを逐語訳を例に説明します。

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

合格の一歩①「ゆっくり話す」 キャリアコンサルタント試験面接対策

キャリアコンサルタント試験面接対策で最初にマスターしてほしいことは、「ゆっくり話す」です。

私達は、あがったり、慌ててしまうと、つい早口になってしまいます。

普段話すスピードが遅い人でも面接本番ではいつもより早口になってしまいます。

ロールプレーでは「ゆっくり話す」を強く意識して進めてください。

意識してゆっくり話すくらいが本番ではちょうどいい速さになると思います。

【ゆっくり話す効果】

1 コンサルタントの発言がクライアントにはっきり通じます。

カウンセリングの基本となるコミュニケーションが成立します。

早口だとクライアントがコンサルタントの話を聴き取れず、話が噛み合わない、会話が立ち往生してしまうことにつながります。

カウンセリングですから、少なくとも話す内容は伝わらないといけません。

話が伝わらないと当然減点です。


2 気持ちが落ち着いて、あがりが次第になくなります。

→「ゆっくり話す」は、最大のあがり克服術です。

ゆっくり話すを意識する

ゆっくり話すことに集中すると、次第に緊張がほぐれます。

【あがりのメカニズム】

あがることに意識が集中すると一層あがってしまいます。

大事な試験だと誰でもあがります。

あがらないで話すことは不可能です。

あがりながらも、面接でクライエントの話に集中する。

そして、クライエントにゆっくり話す。

これを実践することであがりを乗り越えられるのです。

同じロールプレイを早口で話す。

ゆっくり話す。

これを人前で実際にやってみると違いが実感できるはずです。

 

3 落ち着いて見えます。

「ゆっくり話す」→「気持ちが落ち着く」→「落ち着いて見える。冷静、余裕がある。」

実際は少しあがっいても、クライエントや試験官からは「冷静」、「余裕がある」、「落ち着いている」と判断されます。

ゆっくり話すと、試験項目「態度」で加点も期待できます。

早口で減点されることはありますが、ゆっくり話してそうなることはほとんどないと思います。

【「ゆっくり話す」を練習する】

面接が苦手、面接であがってしまう方は何度も練習してください。

面接試験合格の最初の一歩は、「ゆっくり話す」です。

でもこの「ゆっくり話す」練習は簡単なようでなかなか難しい。

「ゆっくり話す」を意識しても、一人では「ゆっくり話す」ができているか良くわからないのです。

ロールプレイに臨む際は、「ゆっくり話す」ができているか必ずフィードバックをもらうといいです。

「ゆっくり話す」は、意識して、そしてフィードバックをもらって次につなげましょう。

ロールプレイに頼らない学習法 キャリアコンサルタント面接対策

今回は、「読んで面接力アップ!」と題して、ロールプレイに頼らない面接スキルアップの秘訣をお話ししていこうと思います。

面接が苦手な方、ロールプレイを重ねても面接力アップの実感がない方、再受験の方、面接のモヤモヤを解消したい方にお伝えします。

第1回はカウンセリングで大事なことです。


【カウンセリングの基本は何でしょう?】

「傾聴」

そう答える方が多いのではないでしょうか。


【傾聴の効果は?】

クライエントとの信頼関係が構築される。

クライエントが「このカウンセラーはわかってもらえる。」と思える関係になる。

クライエントが「このカウンセラーなら何でも話せる」と思える。

カウンセリングの基本はクライエントが、「この人とは、気持ちがつながっていて、安心して話ができる」と感じる関係を作ることです。

そのために必要な技法が「傾聴」です。


【カウンセリングで最も大事なこと】

カウンセリングで最も大事なこと、カウンセリングの資格試験の最大のポイントはこの「傾聴」の姿勢、技法です。

面接のポイントである「傾聴」、これらがしっかりできているかが本番では問われます。


【面接試験と傾聴】

キャリアコンサルタント面接試験時間は15分です。

この時間で評価されるということは、カウンセリングを導入から終結まで俯瞰すると、中盤から終盤が対象になることは少ないと言えます。

面接前半から中盤までの最も大事な傾聴にウエイトを置いて学習するのが合格の近道となります。

キャリアコンサルタント面接対策は、「傾聴」をしっかり表現することです。


【傾聴だけで合格できるの?】

本番試験の進行によっては、傾聴段階で15分が終了することもありますが、傾聴段階を超えて次の段階に進むことが多いと言えますが、「傾聴」が最重要ということは間違いありません。


【合格の3ステップ】

合格には、傾聴を中心とした次の3ステップがポイントとなります。

1 キャリアカウンセリングプロセス全体を理解する。

2 キャリアカウンセリングの各段階を理解する。

3 傾聴を中心とした前半部分の技法、姿勢を理解し実践する。


【学習方法】

ロールプレイは面接対策で最も重要です。
しかし、漫然とロールプレイの回数を重ねるだけではいけません。

ロールプレイ学習会に参加する際は、毎回課題を意識して臨むことが重要です。

そして、ロールプレイ以外の面接スキルアップの学習、即ち一人でできる試験対策も大事です。

いつも誰かと一緒に学習する訳にはいきませんから。


次回は、合格の3ステップとその学習方法についてお話します。

ロールプレイに頼らない学習法 キャリアコンサルタント試験面接対策


今回から、「読んで面接力アップ!」と題して、ロールプレイに頼らない面接スキルアップの秘訣をお話ししていこうと思います。

 

面接が苦手な方、ロールプレイを重ねても面接力アップの実感がない方、再受験の方、面接のモヤモヤを解消したい方にお伝えします。

 

第1回はカウンセリングで大事なことです。

 

【カウンセリングの基本は何でしょう?】

「傾聴」

そう答える方が多いのではないでしょうか。

 

【「傾聴」の効果は?】

クライエントとの信頼関係が構築される。

クライエントが「このカウンセラーはわかってもらえる。」と思える関係になる。

クライエントが「このカウンセラーなら何でも話せる」と思える。

 

カウンセリングの基本はクライエントが、「この人とは、気持ちがつながっていて、安心して話ができる」と感じる関係を作ることです。

 

そのために必要なこと、大事な技法が「傾聴」です。

 

カウンセリングで最も大事なこと

カウンセリングで最も大事なこと、カウンセリングの資格試験の最大のポイントはこの「傾聴」の姿勢、技法です。

 

面接のポイントは「傾聴」です。

これらがしっかりできているかが最も重要です。

 

【面接試験と傾聴】

キャリアコンサルタント面接試験時間は15分です。

この時間で評価されるということは、カウンセリングを導入から終結まで俯瞰すると、中盤から終盤が対象になることは少ないと言えます。

 

面接前半から中盤までの最も大事な傾聴にウエイトを置いて学習するのが合格の近道となります。

 

キャリアコンサルタント試験の対策は、「傾聴」をしっかり表現することです。

 

【傾聴だけで合格できるの?】

本番試験の進行によっては、傾聴段階で15分が終了することもありますが、傾聴段階を超えて次の段階に進むことが多いと言えますが、「傾聴を中心に学習する。」ということは間違いではありません。

 

【合格の3ステップ】

合格には、傾聴を中心とした次の3ステップがポイントとなります。

1 キャリアカウンセリングプロセス全体を理解する。

2 キャリアカウンセリングの各段階を理解する。

3 傾聴を中心とした前半部分の技法、姿勢を理解し実践する。

 

【学習方法】

ロールプレイは面接対策で最も重要です。しかし、漫然とロールプレイの回数を重ねるだけではいけません。

毎回課題をもってロールプレイに臨むことが重要です。

 

そして、ロールプレイ以外の面接スキルアップの学習、即ち一人でできる試験対策も大事です。

いつも誰かと一緒に学習する訳にはいきませんから。

 

次回は、合格の3ステップとその学習方法についてお話します。 

賞賛を逃さない!キャリアコンサルタント試験対策

賞賛、褒めることです。

褒められると嬉しいですよね。

お世辞と分かっていることでも嬉しいものです。

 

私もそうですが、普段褒めること、褒められることに慣れていない方は多いと思います。

クライエントが素晴らしい体験をした話をしたと気に事柄の応答では物足りないですね。

そんな時は「賞賛」技法をさりげなく使いたいものです。

本日は「賞賛」についてお話しします。

早速、前回の逐語訳の続きを紹介しましょう。

 

【逐語訳】

CC6:勉強に専念していたとお聞きしていましたが、アルバイトの経験はありませんか?

 

CL4:アルバイトをする時間がなくて、経験はないんです。

 

CC7:アルバイトをする時間がなかったんですね。わかりました。

 

CC8:アルバイト以外に、例えばボランティアなど、社会と関わった経験はありませんか?

 

CL5:大学3年の夏休みの約1カ月、美術館で小学生自由研究教室のボランティアをした経験はあります。

 

CC9:大学3年の夏休み、美術館で小学生自由研究教室のボランティアをしたんですね。初めてボランティアをしていかがでした?

 

CL6:最初は小学生の子どもたちと上手くやれるかとても心配していたんですが、すぐに仲良くなって、子どもたちの歓声や嬉しそうな顔を見ると、とてもやりがいがありました。

 

CC10:ボランティアでたくさんの子ども達を喜ばせたことは素晴らしい体験でしたね!

 

 

今回紹介している逐語訳は全体のほんの一部で、前提となる導入、傾聴段階は次の通りです。

クライアントは大学院に進学するか就職するか迷って相談に来ています。

傾聴段階でこう話しています。

大学生活では勉学に励み仕事の経験がほとんどない。

就職については、仕事の経験がないので自信がないと。

 

【逐語訳解説】

CC6は、就職をためらう気持ち、理由を質問により明らかにしようとしています。

 

CC8は、CC6以降、アルバイトの経験もないとわかり、間接的でもいいので何か就業に

関わる経験がないかと考えての質問です。

若年者などの面接では仕事の経験がない方は多いと思いますし、仕事の経験は正社員や契約社員のことと思っている方もいます。

ボランティアについて聞いてみると、実はアルバイトだったということもあります。

 

CC9は、ボランティアというキーワードを使い人のために取り組んだ話を聞くことができました。

 

さらにボランティアでの話を聞くと、CL6で、子どもたちを喜ばせ、素晴らしい体験をした話を聞けましたから、それに対するコンサルタントの応答は事柄や気持ちの繰り返しでは寂しいですね。 

 

CC10は、是非「賞賛」技法で応えて欲しい場面です。

1カ月も、報酬なしで、子どもたちの夏休み自由研究のために懸命に頑張ったんですから。

 

【チャンスは1回あるかないか】

面接において、賞賛技法を発動するチャンスはあっても1回です。

賞賛の場面が到来したときは、迷わずクライエントを心から賞賛してください。

 

【賞賛のポイント】

賞賛はタイミングが命です。

「ここ!」と、思ったら、褒めましょう!

 

それでは賞賛のタイミングをマスターする方法は?

賞賛スキルはとにかく慣れることです。

あなたの周りに褒め上手な方はいませんか?

褒め上手な方を観察し、真似てみましょう。

そして、「素晴らしい」と、思ったら賞賛しましょう。

賞賛は、習うより慣れろ!

ロールプレーでどんどん試してみるといいでしょう。

 

 

読んで合格!質問の答えは要約して受け止める

今回はロールプレイの逐語訳の一番を紹介して、面接本番で必ず使えるポイントについてお話しします。

早速会話例を見てみましょう。

 

CC1:では、次に私から、いくつかお聞きしてもよろしいでしょうか?

CL1:はい、よろしくお願いします。

CC2:現在、大学で学んでいることは何ですか?

CL2:建築を学んできまして、専攻は構造力学です。

CC 3:ずいぶん、専門分野を学んできたんですね。

CC4:もともと、大学院に進学しようと考えた理由、きっかけは何ですか?

CL3:小さい頃からずっと研究者になりたかったんです。将来は研究を活かした仕事につきたいと思っていました。

CC5:そうですか、研究者を目指して、将来は研究を活かした仕事につきたいのですね。よくわかりました。 

 

キャリアカウンセリングの段階は、「導入」→「傾聴」→「主訴の確認」と続き、上記会話は主訴の確認を受けて、「質問により状況を確認し問題を把握する」段階の冒頭部分です。

※説明のため逐語訳に番号を入れました。

 

CC1について、主訴の確認後、コンサルタント主導でクライアントに質問をしていきますが、前置きもなく質問すると唐突ですから、このような導入のことばが必要です。

直前の主訴の確認から、段階が変わるのですこら、場面の変更を伝えるガイドが必要です。

CC1のように、クライエントに断って次の段階に入りましょう。

 

CC2について、聞きたいことはいくつかありますが、最初は、主訴の大前提となる大学で学んでいることを聞いています。

最初ですからクライアントが話しやすいことを質問します。

 

CC3について、クライアントの発言をそのまま繰り返しでもいいですが、この場合、繰り返しで応えるとおうむ返しになり違和感を感じます。言い換えのスキルを使うことができれば、クライアントはコンサルタントによく理解してもらっていると感じるでしょう。

 

CC4について、以前からの希望であった大学院進学について質問しています。かねてからの希望をじっくり聞くことは今後の展開を考えると大変重要です。

 

CL3について、クライアントから率直な気持ちを聞くことができました。コンサルタントの質問に違和感がなく、質問の答えも話しやすいことですのでクライアントも積極的に話してくれました。

 

CC5について、質問の答えは、繰り返し、要約のスキルで必ず受け止めることです。

 

【この段階のポイント】

質問の答えは要約して受け止める。

最後は「よく分かりました。」、「分かりました。」と入れるといいと思います。

 

クライエントがコンサルタントの質問に答えても、頷くだけだったり、「そうなんですね」とか、単なる相槌程度で終わっていませんか?

 

次回も逐語訳を挙げて説明します。