ひとりできる面接対策③ 導入段階のポイント2
【ひとりできる面接対策】
今回は、キャリアキャリアカウンセリング導入段階のポイント2です。
【導入に追加してもいいやりとり】
座る位置の確認です。
例を挙げます。
CC:座る位置はそちらで構いませんか?
CL:はい、大丈夫です。
ここは面接の導入部分ですのでこういう心遣いは有効です。
【自分自身の姿勢に注意】
導入段階で特に注意してほしい点があります。キャリアコンサルタントの座り方についてです。
場面設定でクライアントの座る位置を気遣いましたが、キャリアコンサルタント自身の椅子の座り方にも気をつけないといけません。
足を組む姿勢はよくありません。
椅子に深々と座り、背もたれに身体を預けてはいませんか?
背もたれを使うと踏ん反り返った印象を与える場合があります。
背筋をまっすぐ伸ばし過ぎると威圧感がありますので、若干前かがみの姿勢がいいでしょう。
15分のロールプレイではクライアントの話に集中しますので、面接の冒頭でクライエントに安心感を与える姿勢で始めて、そのまま面接を順調に乗り切ってほしいと思います。
姿勢や表情は素の自分が出てしまいます。
強く意識して臨んでください。
【話すスピード】
本番は緊張のせいかいつもより早口になる方が多いはずです。
ゆっくり、ゆっくりを心がけます。
ゆっくり話してちょうどいいくらいです。
早口は落ち着かない印象を与えますが、ゆっくり話して悪い印象は与えません。
よっぽど話すスピードが遅い方は別ですが、ゆっくり、ゆっくりを心で唱え、話し始めましょう。
肩の力を抜いて始めます。
【守秘義務について】
導入段階で、守秘義務について説明してもいいでしょう。
CC:キャリアコンサルタントには守秘義務がありますから、安心して何でもご相談ください。
CL:はい、わかりました。
ただし、試験会場で場面設定は省略することが伝えられた場合は守秘義務は割愛して、早速始めることになります。
【導入場面の終了】
導入段階ぎ終了すると、本題に入って行きます。
CC:今日はどのようなご相談ですか?
このコンサルタントの問いかけで次の場面に入っていきます。
そしてこのあとは傾聴段階ですね。
【導入段階のまとめ】
前回のポイント1もそうですが、例としてあげた会話は少しセリフ口調、オーバーな感じがありますが、それくらいが適当です。
確実にポイントを獲得するには、面接官にわかる言動と姿勢です。
導入段階は人間性を評価する段階でもあります。
一連の流れは、台本として、練習しておきましょう。