キャリアコンサルタント面接試験合格への近道

キャリアコンサルタント面接試験合格のポイントを解説します。特に面接が苦手な方、合格に自信がない方は是非実践して合格を勝ち取ってください。

やはり面接の基本が大事です

キャリアコンサルタント第8回試験まであとわずかとなりました。

本日は前回の続きになります面接の基本についてお話ししたいと思います。

キャリアコンサルティングプロセスは概ね次の段階で進みます。

導入→傾聴→主訴の確認→質問により状況を確認し、問題を把握する→目標設定と方策の提案→エピローグ次へのつなぎ

面接では、それぞれの段階を意識して進めていく、そして段階段階で要約するなどして区切りを入れるといいと思います。

例えば、傾聴段階でクライアントがひと通り本日の相談について話したとわかるタイミングがあります。クライアントが話し終わった表情をする、沈黙するなど。それに対してキャリアコンサルタントはただ聞いているだけではよくありません。次のような応答が考えられます。

CL:ひと通り話し終わる。

CL:沈黙

CC:沈黙は5秒から10秒程度待つ。

CC:・・・・・、そうすると

CC:今日のご相談、今お話しいただいた内容でよろしいでしょうか。→相談の話が終わったか確認を入れる。ここでタイミングがとれます。

CL:はい、こんな状態で、これからどうしたらいいかと思って・・・

CC:では、今日のご相談は・・・・・→このことばで主訴の確認をすることを明言する。

このあとは、傾聴段階でクライアントが話した内容を要約する。要約の注意点は以下となります。

クライアントが言った感情表現は必ず、また話のキーワードとなることばも必ず入れてください。

クライアントの使ったことばはそのまま使います。例えば、友達と言ったのに仲間と言うなどがこれにあたります。

そして要約が終わったら言いっ放しではなく、必ず要約が間違えていないか必ず確認してください。また、クライアントの中には、要約を聞いて話し忘れたことに気づいて追加でコメントすることもあります。その場合は、それもそのまま受け入れてください。

CC:要約・・・ということでよろしいでしょうか?

CL:はいそうです。(いや、これもあります・・・)

CC:よくわかりました。

主訴の確認が完了しましたら、次の段階に入っていきます。

上記はあくまで一例です。

本番では同じようにはいかないこともありますが、逐語記録などを活用して基本の形、模範的な内容を身につけておくのがいいと

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思います。落ち着いて15分間ロールプレイをやりきるにも、本番で臨機応変に対応するにも基本が大事と言えるでしょう。

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