一人でできる面接対策10 本番試験の体験から
皆さん、こんにちは。
本日は面接対策として私の面接試験の体験をお話します。
私のロールプレイのクライアントは30代女性の設定でした。細かい背景は忘れてしまいましたが、傾聴段階で理解できたのは、今勤めている会社で異動になり新しい職場に移ったが、なかなか新しい仕事になれないので転職を考えている状況でした。
一通りクライアントが話し終えて、主訴の確認も特に異論が出されることなく、そこまでは無難に進んできました。
そして次の段階、質問により問題点を明らかにしようと私から質問を始めました。
どのような順番で聞いたのかは正確に覚えていませんが、以下のようなことを聞きました。
前の仕事内容と今の仕事内容。
前の仕事は楽しく取り組んでいたか。
前の職場の雰囲気、人間関係はどうだったか。
前の職場の人に相談したりしてみたか、またそこに相談できる人はいないか。
同じ会社の中に相談できそうな人はいないか
人事に相談してみてはどうだろう
今の仕事はどんな点で困っているのか。
今の職場の雰囲気、人間関係はどうか。
今の職場の人に相談できないか。
家族はいるか一人か。
質問は開かれた質問を中心に進めましたが、腑に落ちない回答が多くて困ってしまいました。
どういうことかと言うと、質問を重ねると、普通はだんだん問題の全体像が見えてくるものですが、それがほとんど見えなかったのです。
今の仕事は努力するけどなかなか慣れない。職場の人間関係、雰囲気は良いというので、仕事のことで相談してみたかた聞くと、していないという返事でした。それでは仕事仲間に相談をしてみてはと提案すると、それはできないと言います。会社の中に相談する人はいないと言うので、社外に目を向けようと思い、家族がいれば相談できないか聞きましたが、一人で、しかも仕事以外の友人で相談できそうな人はいないという話で、それも空振りでした。
「では、どうしたらいいと思います」と、聞くしかないなと頭の片隅で考えている時に時間切れとなってしまいました。
すぐに試験官より口頭試問が開始されました。
よくできた点、できなかった点を話すよう促されました。
事前に試験対策で準備していたセリフをベースにこう話しました。
「クライアントの話を積極的に聞いて、より理解しようといろんな角度から質問をして、クライアントに考えていただいた点はよくできたと思います。しかし、クライアントの抱える問題点を明らかにすることはできませんでした。もう少しカウンセリングプロセスを進めて目標の設定くらいまで行きたかったのですが・・・、そこができなかった点で、心残りです。」
私の話を聞きながら試験官がうなづいていたのをよく覚えています。
その後2つ程質問がありましたが、事前に準備した回答に当日のロールプレイでの内容を加味し修正して話ました。
今日はここまでです。
次回は、困った時の教訓と、その打開策についてお話します。
来週の筆記テストから始まります。
頑張っていきましょう。