どうして面接が苦手な方が合格できたのか
試験対策に限らず、仕事でも何でも、全体を把握して進めるのと、行き当たりばっかりで進めていくのでは、どちらが最終的に達成度が高いでしょうか?
全体を把握して進めるほうが、理解、満足度もそうですが、達成度合い、達成までのスピードのすべてにおいて勝ることは明らかです。
私がキャリアカウンセリング全体の理解を試験対策の第一に上げるのはそんな理由からです。
全体理解の効果
実際に、キャリアカウンセリング全体の学習をした方は面接力の伸びを感じます。
試験に向けてロールプレイ勉強会などでさまざまなケース、また色々なクライアント相手に面接を繰り返すと思いますが、全体理解を済ませた方は、出来不出来の差はあまりないと感じています。
安定していると言えるでしょう。
全体を理解している方の強みは、前回冒頭で質問した2つの問いに集約できると思います。
「今自分はどこを歩いているのか。」
「次はどんな場面なのか。」
これが理解できていれば、どんな相談事例であっても、どんなクライアントであっても大きな迷いはないはずです。
全体理解が必要な例
あなたが、つぎのような疑問を感じているなら一度立ち止まって全体の理解をおさらいしてみるといいのではないでしょうか。
きっと腑に落ちると思います。
「この前はよくできたと思ったのに、今回は散々だった。」
「どうして今日は上手く進めることができなかったのだろう?」
「どうも今日のようなクライアントは苦手だ。」
毎回の出来不出来が大きいと感じている方は、全体理解をやってみてください。
効果をご自身でも実感できると思います。
当然ですが、本番試験は、相談事例もクライアントも選ぶことはできません。
どんな方、どんなケースでも対応できる面接の基礎力が必要です。