知らないと後悔する合格のポイント1
皆さん、こんにちは。
先週末はまずまずの天気でしたが、週が明けるとどんよりと曇って、予報によると明日は未明から強い雨が降り、しかも強い風が吹くようです。沖縄などは梅雨入りしていますが、長雨の季節はもう間もなくでしょうか。
さて、本日から、「知らないと後悔する合格のポイント」と題してお話していきます。
皆さんに質問です。
面接試験15分が始まりました。あなたは何を心がけてクライアントの話を聞きますか。
恐らく皆さん同じ答え、「傾聴」ですね。
キャリアコンサルタントはクライアントに寄り添い、何でも話していただくように最大限心がけます。
そうすることで、最初は口が重いクライアントでも少しずつ打ち解けて話してくれるでしょう。
コンサルタントはクライアントの話に集中して熱心に耳を傾けます。
相談場面の冒頭になりますから、クライアントは来談の目的を中心に話していると思います。
クライアントの話すペースで話を聞いていると時間はどんどん過ぎてゆき、試験時間も半分を切りました。このままだと15分の試験時間もなくなっていきます。かと言って、コンサルタントから一方的に話を転換することはできません。そうこうしている間に試験時間の大部分を使ってしまい時間切れとなってしまった。
実はこんなケースは少なくありません。
その他にも、傾聴を心がけて進めてもクライアントの主訴がはっきりせずに堂々巡りとなってしまったりすることがあります。
クライアントと主訴の確認をしないで話を進めてしまい、果たしてどう進んだらいいかわからなくなり、時間が残っているのに立ち往生してしまいロールプレイが終わってしまう方もいます。
ロールプレイ勉強会では毎回まずまずの結果を残していた方でも本場でそうなることがあるのです。
このように、傾聴に徹して、クライアントの主訴を聞いている途中で時間切れになってしまったり、主訴を聞くのがやっとだったとすると、評価はどうなるでしょう。
皆さん、面接試験の評価項目を意識していますか?
試験団体によって若干異なりますのであげてみます。
JCDAは、「傾聴」、「主訴、問題の把握」、「具体的展開」を評価項目としてあげています。
協議会は、「態度」、「展開」、「自己評価」を評価項目としてあげています。
評価項目に違いがあるように見えますが、基本的には同じと考えて結構です。
面接のロールプレイは15分です。
丁寧な対応は当然必要ですが、その間に全ての評価項目において基準をクリアできるようにしなければなりません。
評価項目を意識してロールプレイするのです。
本番試験で失敗しないためにもロールプレイに臨む際必ず理解し実践しないといけません。
次回からは、評価項目について詳しくお話します。