キャリコン直前対策 避けて通れない「導入場面」
面接で避けて通れない場面、冒頭で必ず評価される場面はどこでしょう?
ここで確実に評価基準をクリアして次の段階に進みましょう。
本日は導入場面のポイントについてお話します。
導入場面のポイント
1 導入場面の場面設定は事前に準備しておきます。
基本形を参考にして自分の型を作ってください。
例を挙げます。
CC:はじめまして、キャリアコンサルタントの○○です。
CL:△△です。よろしくお願いします。
CC:△△さんですね。今日はよくいらっしゃいました。
2 クライアントの名前を呼ぶ
クライアントが名乗ったら、キャリアコンサルタントは必ずその名前を呼んで応えます。親近感がわきます。
ただし、名乗らない場合もありますので注意。
3 導入に追加してもいいやりとり
座る位置の確認です。
例を挙げます。
CC:座る位置はそちらで構いませんか?
CL:はい、大丈夫です。
ここは面接の導入部分ですのでこういう心遣いは有効です。
4 自分自身の態度に注意
ここでキャリアコンサルタントの座り方について注意してほしい点があります。
場面設定でクライアントの座る位置を気遣いましたが、キャリアコンサルタント自身の椅子の座り方にも気をつけないといけません。
椅子に深々とは座らず、背もたれを使うと踏ん反り返った印象を与える場合がありますので気をつけください。背筋をまっすぐ伸ばし過ぎると威圧感がありますので、若干前かがみの姿勢がいいでしょう。
15分のロールプレイではクライアントの話に集中しますので、姿勢や表情は素の自分が出てしまいます。この点は特に意識して臨んでください。気になる方はロールプレイ勉強会では周りの方にフィードバックをもらってください。
5 話すスピード
また、本番は緊張のせいかいつもより早口になる方が多いはずです。ゆっくり、ゆっくりを心がけます。ゆっくり話してちょうどいいくらいです。早口は落ち着かない印象を与えますが、ゆっくり話して悪い印象は与えません。
そして肩の力を抜いて始めます。
6 守秘義務について
このあと守秘義務について説明してもいいでしょう。
CC:キャリアコンサルタントには守秘義務がありますから、安心して何でもご相談ください。
CL:はい、わかりました。
ただし、試験会場で場面設定は省略することが伝えられた場合は早速始めることになります。
7 導入場面の終了
そして、本題に入って行きます。
CC:今日はどのようなご相談ですか?
このコンサルタントの問いかけで次の場面に入っていきます。
そしてこのあと傾聴段階となります。
次回は傾聴段階のポイントについてお話します。
もうすぐ本番です。
頑張りましょう!