読んで面接合格②「姿勢」
前回お話しました読むだけで面接力アップ①は、「ゆっくり話す」でした。
「ゆっくり話す」は一見簡単に思いますが、難しいのです。
面接の冒頭は「ゆっくり話す」に意識が集中しているからいいですが、15分間続けることが難しいのです。
7つのポイント勉強会でこの「ゆっくり話す」は最初に取り組みますが、皆さんついいつもの癖が出てしまいます。
何度も練習してからだで覚えてもらっています。
さて、「ゆっくり話す」をロールプレイで意識してやってもらうと必ず質問されることがあります。
「ゆっくり過ぎないですか?」
「クライアントが早口だとどうするんですか?」
どちらの質問にもこう回答しています。
「少し遅いと感じるスピードがいいと思います。引き続き「ゆっくり話す」を意識して練習しましょう。」
また、クライアントが早口だからといってコンサルタントも早口で話すとどうなりますか?
早口のクライアントにもゆっくり話して、落ち着いて話してもらうこともコンサルタントとしては大事なことです。
皆さん、心配しないでゆっくり話しましょう!
少し私のセミナーの話をします。
面接が苦手な方が参加する私のセミナーの様子です。
セミナーに参加した時は、早口、声が小さい、会話が中断してしまう方がほとんどです。
しかし、「ゆっくり話す」を何度も何度も練習すると見違える姿になります。
「ゆっくり話す」ことで、話すスピードはもちろん、声の大きさ、会話のリズムが格段に良くなり、会話の立ち往生は見られなくなります。
セミナー最初の自分とセミナー終盤の自分を動画で比べてもらっています。
皆さんその違いに声を漏らしますよ。
私のセミナー受講者は「ゆっくり話す」を練習して、大の苦手の面接で合格しています。
「ゆっくり話す」は7つのポイントの筆頭に挙げたのはそんな理由からです。
さて、読むだけで面接力アップ2つ目からは傾聴スキルが登場します。
読むだけで面接力アップ2つ目をお話する前に傾聴についておさらいをしましょう。
傾聴とは、「傾けて聴く」と書くように、心を傾けてしっかりと聴くということです。
クライアントの話を聴く時に大切なことです。
心を傾けて聴こうとすると、自ずと体も傾けて聴こうという姿勢になります。
椅子に深く座って背もたれに寄りかかる姿勢は✖️です。
椅子に深々とは座らず、背もたれを使うと踏ん反り返った印象を与える場合がありますので気をつけください。
背筋をまっすぐ伸ばし過ぎると威圧感がありますので、若干前かがみの姿勢がいいでしょう。
読むだけで面接力アップ②は、「椅子に座る姿勢に気をつける」です。
そんなこと?
そう思う方いませんか?
あまり座り方を重要なポイントにして指導をする団体はあまりないと思います。
しかし、傾聴の姿勢を型として身につけると傾聴スキルも自然に出てくるものです。
そして何よりも、面接が苦手な方は、決まった型を学び実践することで、あがりから解放されて良い結果が出るものです。
これは傾聴スキルと言うよりは、傾聴姿勢です。
前回と今回の7ポイント①と②は面接を開始する時に気をつけるポイントです。
次回は、これまでお話しした読むだけで面接力アップ①②を逐語訳を例に説明します。
今回も最後までお読みいただきありがとうございます。