知らないと後悔する合格のポイント4
皆さん、こんにちは。
本日はキャリアカウンセリング全体理解に効果的な学習方法についてお話します。
まずは教材について、キャリアカウンセリング全体理解に最も適した教材は、キャリアカウンセリング事例の導入から終結までの逐語訳が一番で、それに勝る教材はありません。
逐語訳がない場合は相談事例などの資料や、カウンセリングの本なども利用できます。
次に、学習方法としては次にのようになります。
1 全体の理解
2 各段階ごとに目的、内容、技法の理解
3 セリフとして声に出して練習する
1について、逐語訳等の資料で全体の流れを把握していきます。黙読、音読、どちらでも構いません。最初から最後まで通して何度も読みこんでください。ここは例えると森全体の理解です。
続いて2で、導入から各段階ごとに、その段階は何をするところなのか、そのためにコンサルタントはどんな技法で応答するのか、またその段階で注意すること、間違い易いポイントも確認していきます。
ここは例えると木の理解になります。
そして3で、コンサルタントとクライアントの応答をそれぞれの役になりきって声に出して読んでいきます。いわゆるキャリアカウンセリングをセリフとして自分のものにしていくのです。
このキャリアカウンセリング全体の理解をする、しないでは、その後の面接力の伸びが違います。
試験直前は特にロールプレイ勉強会などでさまざまなケース、また色々なクライアント相手に面接を繰り返すと思いますが、全体理解を済ませた方は、出来不出来の差はあまりないと感じています。安定していると言えます。
自分が、毎回の出来不出来が大きいと感じている方は、全体理解をやってみてください。効果をご自身でも実感できると思います。
さて、この資料のメリットは、いつでも、どこでも、ひとりで、手軽に学習できることです。電車の中で、休み時間やスキマ時間にポケットから紙を取り出せばいいのです。
面接が苦手な方こそ、まずは全体の理解をして、次にロールプレイに入るといいと思います。全体理解を疎かにしてロールプレイを重ねても伸びない面接力に深く悩むことになるでしょう。
私の主催する面接レッスンでは、まずは導入から終結までの逐語訳を解説し、その後クライアント役、コンサルタント役を交互に体験して体で覚えてもらうようにしています。この全体把握を済ませてロールプレイをすると自分のカウンセリングを客観的にみれるようになり、余裕を持った面接になります。
次回は、直前対策として、読んで身につくポイントについてお話します。
筆記試験まで約1カ月です。
頑張りましょう。